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イランの8月原油輸出、2年半ぶり低水準-米制裁控えアジア向け減少

  • 原油とコンデンセートの8月の輸出量、日量210万バレル弱-データ
  • 猶予期限切れまで2カ月、出荷はさらに落ち込む可能性-トラン氏

イランの石油輸出が再び減少している。米国の対イラン制裁の猶予期間が切れるのを前に、主要な輸出先であるアジア向けがここ数週間落ち込んだ。

  ブルームバーグが集計した船舶の追跡データによると、イラン産の原油とコンデンセート(超軽質原油)の8月の輸出量は日量210万バレル弱だった。これは2016年3月以来の最低水準で、観測された原油輸出量は1月以来の低さ。

August poised to be lowest outflow since March 2016

  
  米国の対イラン制裁猶予期間が11月4日に切れるとトランプ米大統領が5月に発表してから、イラン産原油の購入国に対する圧力が高まっている。軍事当局者は、原油出荷が阻止された場合、最大の輸出産品の出荷減少リスクに直面するイランは、原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡の封鎖を試みるだろうと語った。

  RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、マイケル・トラン氏は「11月4日までまだ2カ月あり、経済協力開発機構(OECD)加盟のアジア諸国、欧州、インド向けの出荷はさらに落ち込むとわれわれは予想している」と述べた上で、買い手を見つけるためにイランは相当な値引きを行うとの見方を示した。

  原油とコンデンセートの合計輸出量は、アジアの主要輸出先の中国とインド、日本の3カ国で減少。これら3カ国への8月の合計輸出量は日量約110万バレルで、7月の同180万バレルから減った。
             

輸出先8月
千バレル(日量)
7月

中国581839
インド376787
日本118183
合計1,0751,809

原題:Iran’s Oil Exports Slump to 2 1/2 Year Low Before U.S. Sanctions(抜粋)

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