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ヘッジファンドの原油に対する楽観的見方復活-イラン産の供給減で

  • ブレント原油の買越残高は2016年以降で最大の増加示す-ICE
  • 米国の対イラン制裁でインドと中国のイラン産原油輸入減る見通し

イラン産原油の不足が予想される中、ヘッジファンドの投資姿勢が変化している。

  北海ブレント原油価格上昇を見込む資産運用会社の買越残高は、3週連続で減少した後、2016年以降で最大の増加を示した。米国による対イラン制裁の全面的な発効を数週後に控えアジアの主要輸入国がイラン産原油の輸入を減らしつつあることから、イランの原油輸出は減少している。

  ストラータス・アドバイザーズ(ニューヨーク)の首席石油アナリスト、アシュリー・ピーターセン氏は「ヘッジファンドは原油に対し再び前向きになり始めており、それは理にかなっている。イラン制裁発動のため供給は減少するだろう」と指摘。「上昇リスクの方が下落リスクよりも大きい」と述べた。

3週連続減のブレント原油買越残高は2016年以降で最大の増加

  ブルームバーグが集計した船舶追跡データによれば、8月のイランによる原油とコンデンセートの輸出量は日量210万バレル弱にとどまった。これは16年3月以来の低水準。米国は現時点でイラン産原油を輸入している国々に対し、11月初めに制裁が全面発効する際には、輸入を日量最大100万バレル削減するよう促すと表明している。

  ESAIエナジーによると、制裁により、インドと中国によるイラン産原油の輸入は日量計約100万バレルと、同約130万バレルから減少する見通しだ。

  ICEフューチャーズ・ヨーロッパの8月28日終了週のデータによれば、ヘッジファンドによるブレント原油の買越残高は38万9066枚と、7週間ぶりの高水準に増加。買いポジションが増える一方、売りポジションは約4カ月ぶりの低水準となった。

原題:Iran’s Oil Woes Rekindle Hedge Fund Optimism on Price Rally(抜粋)

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