【米国株・国債・商品】S&P500横ばい、米加通商交渉を注視

更新日時
  • 週央に過去最高値更新したS&P500種、8月月間では3%高
  • 米国とカナダの通商協議は物別れ、週明けに交渉再開へ

31日の米株式市場ではS&P500種株価指数とダウ工業株30種平均がほぼ横ばい。米国とカナダは合意なくこの日の通商協議を終えたが、週明けに協議を再開すると遅い時間に伝わった。米国債は遅い時間に伸び悩み、長期債は下落した。

  • 米国株はまちまち、米とカナダの通商協議に注目-ナスダックは続伸
  • 米国債は長期債が下落、10年債利回りは前日並みの2.86%
  • NY原油は反落、サウジ産油量引き上げ報道で-月間では上昇
  • NY金は小反発、月間ベースでは5カ月続落

  連休を控え、株式市場は薄商いとなった。米加の通商交渉が物別れに終わり協議が週明けに持ち越されたことを受け、自動車株が下げた。S&P500種は週間ベースで0.9%高、月間ベースでは3%高となった。

  S&P500種は前日比0.1%未満上げて2901.52、ナスダック総合指数は0.3%高の8109.54。ダウ平均は22.10ドル(0.1%)安の25964.82ドル。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満上げて2.86%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が反落。サウジアラビアの8月の産油量が7月に比べ増えたと伝わったのが背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は45セント(0.6%)安の1バレル=69.80ドルで終えた。ただ、イラン制裁で原油供給が引き締まるとの見方を受け、8月月間では上昇した。ロンドンICEの北海ブレント10月限の終値は35セント安い77.42ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%高の1オンス=1206.70ドルで終了。ただ8月月間では2.2%安で、5カ月続落。過去5年で最長の下落局面。米国と諸外国の貿易摩擦を受けて金を敬遠し、ドルを買う動きが優勢となり、8月はドル指数が上昇した。

  今週半ばにはS&P500種が過去最高値を更新したが、ここ数営業日では慎重ムードが台頭した。貿易関係の悪化で世界経済が打撃を受ける可能性を、投資家は引き続き懸念している。トランプ米大統領は前日、欧州連合(EU)が提示した自動車関税撤廃案をはねつける意向を示した。

  米国債市場では、月末特有のポートフォリオ調整で長期物が需要を集める場面があった。米加合意の可能性が薄いとのカナダ当局者見解が伝わり、10年債利回りは一時2.829%を付けた。

原題:Trade Talks Weigh on U.S. Stocks as Dollar Gains: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Pare Gains and Curve Steepens Despite Month-End
Oil Posts Monthly Gain as Iranian Sanctions Stoke Supply Fears
Gold Posts Fifth Straight Monthly Drop as Dollar, Stocks Rally

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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