WTO事務局長、米国が脱退なら米企業に大きな打撃と警告

トランプ米大統領が世界貿易機関(WTO)からの脱退を警告したことを巡り、WTOのアゼベド事務局長は、米国が脱退すれば、世界で事業を展開する米企業は大きな打撃を被るとの認識を示した。

  トランプ大統領は30日、大統領執務室でのブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、「彼らが正しく振る舞わなければ、私はWTOから脱退するだろう」と発言。さらに、WTO設立協定は「通商協定としては過去最悪だ」と語った。

アゼベド事務局長

写真:SeongJoon Cho / Bloomberg

  アゼベド事務局長は31日、ブルームバーグとのインタビューで、共通した不満に対応するため米国や他の加盟国と既に取り組んでいると説明。一方で、米国がWTOから脱退すれば、世界経済ならびに米国自身に大きな悪影響が及ぶと警告した。

  アゼベド事務局長は「このシナリオは誰にとってもプラスにならない」と言明。「米国は世界の貿易全体の約11%を占めている。よってWTOから脱退すればWTOには大きな打撃だ。ただ米国にとっても大きな打撃となる」と加えた。

原題:WTO Head Warns U.S. Exit Would Mean Chaos for American Business(抜粋)

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