英EU離脱、アイルランド国境問題の解決が合意に不可欠-バルニエ氏

  • バルニエ氏:アイルランド国境問題は「ある程度、急を要する」
  • 10月の交渉完了目指すと主張も、期限には一定の柔軟性あると示唆

英国の欧州連合(EU)離脱問題でEUの首席交渉官を務めるバルニエ氏は同国に対し、アイルランドとの間に厳しい審査を伴う国境設置を回避するため、税関審査の検問所候補地を含む具体的で詳細な計画を提示するよう要求した。

  双方がこの問題で合意できなければ、他の問題についても合意はあり得ないとバルニエ氏は警告。英国は2019年3月にEUを離脱する予定で、離脱に伴う合意は欧州議会と英国議会の批准を必要とする。このため年内に合意をまとめなければならない。

  バルニエ氏は英国のラーブEU離脱担当相と31日朝方に会談した後、同相と共同で記者会見し、「法的に機能する詳細な善後策が必要だ」と指摘。「ある程度、急を要する問題だ。善後策がないのなら、合意はできない」と続けた。

  EUはこれまでに、アイルランド島内に物理的な国境を設けず、同島と英本土を隔てるアイリッシュ海をEUとの境界とすることを提案。だが、英国領の一部を実質的に同国の他地域から切り離すことになるとして、英国は受け入れ不可能だと反発している。

  バルニエ氏とラーブ氏はまた、10月の交渉完了を目指していると主張しつつ、両者とも期限には一定の柔軟性があると語った。

原題:Barnier Warns Irish Backstop Deal Is Urgent to Unlock Brexit (3)(抜粋)

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