米司法省、入学選好でアジア系差別との主張支持-ハーバード大は反論

  • 多様性を推進するため人種を考慮することは擁護できないと司法省
  • 「誤解を招くむなしい議論」繰り返した司法省に失望-ハーバード大

ハーバード大学が入学選考でアジア系米国人を差別していると主張する団体が同大を相手取り起こした訴訟で、米司法省は同大が主観的な人物評価を用い法律に違反しているとの認識を示した。

  同省は30日に提出した訴訟の準備書面で、同大の違法性を主張するとともに、入学希望者の選考で学生の多様性を推進する要素として人種を用いることは擁護できないと論じた。

  ハーバード大は人種的な少数派を優遇する積極的差別是正措置(アファーマティブアクション)反対論者がこの団体を率いていると指摘。同大を2014年に提訴した「スチューデンツ・フォー・フェア・アドミッションズ」のウェブサイトによれば、同団体には大学の入試選好で人種に配慮することは不公平かつ不必要で違憲だと主張する学生やその親ら2万人余りが参加している。

  ハーバード大は同日、司法省が「この訴訟が空虚なものでしかないということを立証する誤解を招くむなしい議論」を繰り返したことに失望しているとコメントした。入学選考過程でさまざまな要因の一つとして入学希望者の人種を考慮できるとした米最高裁の判断に準拠する「歴史的」なアプローチを同大は採用していると説明している。

原題:Harvard Bias Suit by Asian-American Rejects Gets U.S. Boost (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE