世界経済を楽観視、貿易摩擦激化でも-クレディSのティアムCEO

  • 貿易巡り緊張はあるものの、比較的「抑制されている」とティアム氏
  • ティアム氏はトルコなどからの危機が波及するシナリオを否定

ティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg
Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

クレディ・スイス・グループのティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)は31日、世界経済について、アルゼンチンやトルコなど新興国市場の混乱の深まりと激化する貿易摩擦を乗り切れるとの楽観的な見方を示した。

  ティアム氏(56)は北京でのブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「貿易を巡り緊張はあるものの、比較的抑制されている」とコメント。主なリスクは地合いに対するものだとして、国際貿易を信頼しており、依然として問題が解決されると前向きだと述べた。

  その上で、「うまく運営されている経済は安全だ」と指摘。新興国かどうかにかかわらず、経常収支が黒字であるほか、財政運営が健全で、十分な外貨準備を持つ国が良い経済状態にあると説明した。

  ブルームバーグの報道によれば、トランプ米大統領は2000億ドル(約22兆2000億円)相当の対中関税を来週にも発動したい考えだ。新興国市場の資産はこのままいけば月間ベースでマイナスとなる。トルコとアルゼンチンの通貨危機が世界に波及するとの懸念が強まったことが背景だが、ティアム氏はそうしたシナリオを否定している。

原題:Credit Suisse CEO Shrugs Off Trade Tension, Emerging Market Woes(抜粋)

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