日銀オペ方針、中長期買い入れ回数を削減ー金利上昇要因との見方(1)

更新日時
  • 1ー3年、3ー5年、5ー10年の買い入れレンジの上限引き上げ
  • 回数減少と買い入れレンジの上限上げでバランスを取ったー野村証

日本銀行は9月の国債買い入れ計画で、中期と長期ゾーンのオペの実施回数を減らす一方、買い入れ額のレンジの上限を引き上げた。市場ではオペ回数減少は金利上昇要因になるとの見方が出ている。

  日銀が31日に発表した買い入れ計画によると、中期、長期ゾーンとも買い入れる日数を8月の6回からともに5回に減らした。

  9月は国債入札日と日銀金融政策決定会合の最終日を除いたオペ実施可能日は9営業日しかなく、これまでの月10回から回数が減るとの見方は出ていた。日銀はオペ計画の注意書きで、買い入れの回数について「必要に応じて回数を増やすことがある」としている。

  残存期間1年超3年以下の買い入れレンジの上限を4000億円、3年超5年以下は4500億円と、8月よりそれぞれ1000億円ずつ引き上げた。5年超10年以下も1000億円多い6000億円とした。

  野村証券の中島武信シニア金利ストラテジストは、「9月のオペ方針で残存1-5年と5-10年のオペ回数を5回に減らしたが、単純に回数を減らすだけだと、柔軟化ではなくテーパリングと捉えられかねない。買い入れレンジの上限を引き上げてバランスを取った」と分析。その上で、「動いて欲しいという日銀の意図をくむのであれば、週明けは金利が上昇する可能性がある」と述べた。

  一方、残存期間1年以下や10年超の超長期ゾーンなど他の年限は、買い入れ実施回数やレンジに変更はなかった。

9月の日銀買いオペ方針(単位=億円)

 年限購入レンジオペ額回数(8月)
1年以下 100~1000 500 2(2)
1-3年2000~40002500 5(6)
3ー5年2500~45003000 5(6)
5ー10年3000~60004000 5(6)
10ー25年1500~25001800 5(5)
 25年超 500~1500 600 5(5)
(第5段落、本文末尾にオペ計画の表を追加して更新します.)
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