8月は新興市場にとって醜悪な月に-通貨危機が拡大

  • MSCI新興市場通貨指数は5カ月連続の月間下落へ
  • インドネシア・ルピアとインド・ルピーも売られる

Photographer: Dimas Ardian / Bloomberg

新興市場資産は月間ベースで下落へと向かっている。アルゼンチンとトルコの通貨急落が、世界へ危機が波及するとの懸念を引き起こした。貿易を巡る米中の緊張の高まりも影響した。

  MSCI新興市場通貨指数の月間下落率はシンガポール時間午前11時57分(日本時間午後0時57分)現在で2.2%。5カ月連続の月間下落となりそうで、2015年9月以来で最長となる。アジアでは31日、インドネシア・ルピアが1998年以来の安値となり、インド・ルピーは過去最安値を更新した。ルピーの月間下落率は3年ぶりの大きさとなる見込み。

  最新の売り浴びせの引き金となったのはアルゼンチンだ。ペソが過去最安値に沈む中で当局は政策金利を60%に引き上げた。FPG証券の深谷幸司社長は、アルゼンチンンの問題は投資家の視線を新興市場の中のファンダメンタルズが弱い国へと引き付け続けるだろうと述べた。

原題:August Turns Ugly for Emerging Markets as Currency Crises Spread(抜粋)

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