カルパースCEOの学歴説明で疑問浮上-理事会内で調査求める声

  • CEOに大学の学位ないが取得目指していると16年の起用前に説明
  • サイト「ネーキッド・キャピタリズム」はそうした努力はないと主張

米最大の公的年金基金、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)がマーシー・フロスト氏を最高経営責任者(CEO)に起用すると2年余り前に決めた際、同氏は大学の学位を持っていないが、取得を目指しているとカルパースは説明していた。

  ウェブサイト「ネーキッド・キャピタリズム」は最近、こうしたカルパースの発表を疑問視する投稿を掲載。フロスト氏はエバーグリーン州立大学で行政学の学士号と修士号を得るよう取り組んでいるとカルパースは2016年7月時点で説明していたが、ネーキッドの投稿は同氏がそうした真剣な努力をした形跡はないと伝えた。

マーシー・フロストCEO

ソース:Calpers

  3620億ドル(約40兆1800億円)相当を運用するカルパースの13人から成る理事会は今、この問題への対応で意見が分かれている。

  マーガレット・ブラウン理事はフロストCEO起用の過程およびそれ以降の説明についての全面的な調査を求めるとする一方で、ブルームバーグ・ニュースが接触した理事2人は、9月後半の同CEOとの年次勤務評価で学歴について説明を求める方針だと語った。
  
  理事会メンバーの3人はフロストCEOは学位があると申し立てたことはなく、学歴は関係ないと主張。面接とワシントン州の公的年金基金を率いてきた実績に基づき採用されたと述べた。

  プリヤ・マートゥル理事長とロブ・フェックナー副理事長は連名で「フロストCEOおよび彼女のリーダーシップへの理事会の信頼は揺るぎない」とのコメントを発表した。

  フロストCEO(54)はコメントを控えたが、10年以降にエバーグリーン州立大で授業を受けていないことは認めた。カルパースの広報担当ウェイン・デービス氏は16年の発表内容について自身に責任があるとしているが、フロストCEOが受けた教育についての情報をどのようにして得たか思い出せないと話した。

原題:Calpers CEO’s Education to Get Scrutiny From Some Board Members(抜粋)

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