Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

キリンが異例の起債中止、投資家へのソフトヒアリング翌日

  • 「タイミングの問題だ」として詳細は控えた-キリンHD広報担当
  • 8月の起債市場は前半は干上がり、後半にラッシュに-日銀会合後
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

キリンホールディングスが準備していた社債の発行を見送った。投資家へのヒアリングを開始した直後の中止は珍しい。

  キリンHDは31日、主幹事の三菱UFJモルガン・スタンレー証券と野村証券と準備していた5年債発行を見送った。発行体の都合として、三菱モルガンが資料で明らかにした。キリンHD広報担当の兵頭俊昭氏は「タイミングの問題だ」として詳細は控えた。投資家の希望水準を探るソフトヒアリングを30日に開始、発行額を250億円程度と決めたばかり。通常は需要調査が続くため、この段階での中止は異例だ。

  17日にもフジクラが発行体の都合として起債見送りを明らかにしている。また7月末の日本銀行会合後の長期金利上昇を受けてリコーリースは3日、金利環境が変化したとして7日の起債を延期していた(31日に起債)。起債市場は日銀会合後の基準金利の上昇などで8月前半にいったん干上がり、その反動で後半からラッシュになっている。キリンHDは16日に起債予定を明らかにしていた。

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