ECB、イタリアの弱さ理由に利上げ遅らせるべきでない-ノボトニー氏

  • イタリア経済の「停滞」と雇用への影響が政治的不安定の一因
  • ユーロ圏にとって「課題」だが金融政策で解決できる問題ではない

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、ノボトニー・オーストリア中銀総裁は、イタリア経済の弱さを理由に金融緩和の解除や利上げ開始を遅らせるべきではないとの考えを示した。

  同総裁は30日遅くオーストリアのアルプバッハで記者団に語り、イタリア経済について「停滞と言ってよい状態」だとし、これが雇用に影響していることが政治的不安定の一因だと論じた。イタリア問題はユーロ圏にとっても「特別な課題」だが、金融政策で解決できるものではないとも述べた。

  「実体経済に関する政策によって対処する必要がある」と指摘した。イタリアとは対照的に、ユーロ圏経済の見通しは「金融政策の正常化を可能にする。もちろん慎重にする必要はあるが、私の個人的見解としては、もっと明確に道筋を付けてもよいと思う」と語った。

  ECBは政策金利を少なくとも2019年の夏の終わりまで据え置くとしているが、ノボトニー氏は過去最低の金利を今から丸1年固定することは「全く問題がないというわけではない」とし、ECBがマイナス金利を可及的速やかに終わらせるよう呼び掛けた。

  イタリア政府が新たな国債購入プログラムをECBに要請しようとしていると、先に報じられたが、ディマイオ副首相は報道を否定した。

原題:ECB’s Nowotny Signals Italian Woes Shouldn’t Delay Rate Hikes(抜粋)

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