米加、2国間FTAから引き継がれた紛争解決手続き巡り対立-関係者

  • 米国側が19章廃止要求で譲歩するかどうかは不確か-米当局者
  • 両国首脳はNAFTA再交渉の行方に楽観的な見方を示している

北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で米国とカナダが合意できるかどうかは、約30年前に両国の自由貿易協定(FTA)交渉を決裂の瀬戸際に追い込んだものと同じ問題に左右されそうだ。2国間FTAは紛争解決手続きを盛り込むことで妥結し、この仕組みはその後NAFTAに引き継がれたが、米国は再交渉でこれを撤廃するよう主張している。

  カナダは今週、米国との協議をワシントンで再開。米国が反ダンピング・相殺関税を巡る紛争解決手続きを定めるNAFTA19章の廃止を目指しているのに対し、カナダ側は存続を主張している。協議に詳しい3人のカナダ当局者が語った。

  米当局者の1人は、米国側が19章廃止要求で譲歩するかどうかは分からないとしている。ただカナダが協議を再開して以降、トランプ米大統領とカナダのトルドー首相はNAFTA再交渉の行方に楽観的な見方を示している。

  トランプ大統領は27日、NAFTAに代わるものとして米国がメキシコとの新たな貿易協定に署名すると発表している。

原題:Canada Is Said to Push to Save Dispute Panel Amid U.S. Objection(抜粋)

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