【個別銘柄】ネクソンなどゲーム株下落、HIS上昇、スルガ銀大幅安

更新日時
  • 中国はオンラインゲームの本数制限計画、未成年の利用時間も規制へ
  • HISは海外旅行好調で好決算、スルガ銀会長に私的流用疑惑の報道

31日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  ゲーム関連:ネクソン(3659)が前日比2%安の1394円、カプコン(9697)が3.4%安の2591円など。中国教育省は30日、オンラインゲームの新作とゲーム全体の本数を制限する計画を発表。未成年者の利用時間も規制する。今回の措置は子どもや10代の若者の近視を防ぐ取り組みの一環だと説明しており、国家新聞出版署がゲーム本数の管理を担う。

  エイチ・アイ・エス(9603):5.3%高の3650円。2017年11月ー18年7月期営業利益は前年同期比18%増の95億6300万円だった。SMBC日興証券では、主力の海外旅行の好調さが確認できたことなどは良い印象と評価。旅行事業での新規連結のマイナス影響の想定が難しかった中で、決算を受け通期会社計画の超過達成の確度が一層高まったとし、18年10月期営業利益は187億円と会社計画173億円を上回るとみる。

  スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):5.3%高の5070円。中国のテンセントグループと合弁会社の設立、新規IPに基づくAAAタイトルの共同開発や既存IPのライセンスなど戦略的提携で基本合意した。野村証券では、提携そのものに目新しさはないが、合弁会社設立などが含まれている点はポジティブと評価。独自の世界観を特徴としたスクエニHのゲーム開発力と、テンセントの運営・配信力の融合に注目する。
 
  スルガ銀行(8358):5.8%安の603円。関連会社に対する融資の一部を創業家の岡野光喜会長が流用していた疑いがあることが金融庁の検査で分かったと毎日新聞が報じた。同行の経営企画部は、事実を把握していないのでコメントできないとブルームバーグ・ニュースに対し述べた。

  LINE(3938):2.2%高の5120円。「LINE Token Economy」構想を発表、独自開発したブロックチェーンネットワーク「LINK Chain」を基盤とした「LINKエコシステム」と、そこで利用できる汎用コイン「LINK Point(日本向け)」と「LINK(海外向け)」を公開した。「LINK Point」はLINEポイントに交換できる。「LINK」は9月からグローバルの仮想通貨交換所「BITBOX」で取り扱いを開始する。

  エイベックス(7860):2%高の1490円。オリコンは9月16日に引退する歌手の安室奈美恵さんのラストドームツアーDVDとブルーレイディスク「namie amuro Final Tour 2018~Finally~」が発売2日で合計売り上げ枚数が99.8万枚と、歴代音楽映像作品の1位になったと発表した。同作品は子会社のエイベックス・エンタテインメントが販売する。

  すかいらーくホールディングス(3197):1.4%安の1587円。大和証券は投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「中立」、目標株価は1740円から1600円に引き下げた。積極的な出店の収益貢献拡大が期待される一方、人件費や既存店への投資など販管費も増加すると指摘。18年12月期の営業利益予想を284億円から前期比5.6%減の265億円に減額し、会社計画287億円の達成は難しいとみる。

  フォスター電機(6794):14%高の1558円。発行済み株式総数の14.5%、45億円上限に自己株式を取得する。期間は9月3日から来年3月末まで。需給改善などが期待された。

  富士通(6702):1.7%高の813.1円。発行済み株式総数の1.08%、180億円を上限に自己株式を取得する。期間は9月1日から来年3月末まで。みずほ証券は、規模は小さく短期的な株価上昇も期待しがたいが、同社が過去3年間進めてきた構造改革の結果、安定してきた財務体質と改善基調のフリーキャッシュフローを背景に株主還元拡充が常態化してくればポジティブに評価されるとみる。

  アインホールディングス(9627):2.8%高の8500円。5-7月期経常利益は前年同期比13%減の36億1000万円。主力のファーマシー事業が減収減益だった。野村証券では、4月の調剤報酬改定の影響を考慮すると調剤薬局は減益ながら順調と評価。リテール事業はナショナルブランド商品の販売伸長で収益性が大きく改善、その他事業では化粧品「アユーラ」の販売回復が寄与した。19年4月期経常利益予想を191億円から197億円(会社計画は前期比11%減の180億円)へ上方修正。

  ダイキョーニシカワ(4246):4.2%安の1381円。大和証券は投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」、目標株価を1900円から1550円に下げた。新モデルの立ち上げ費用や償却費の負担増加などで同社の営業利益と主要顧客の生産台数との乖離(かいり)がさらに拡大する可能性があるほか、第2四半期(7-9月)業績は西日本豪雨の影響を受ける見込みで、業績回復の確認まで時間を要するとみている。

  ナック(9788):3%高の1136円。清掃関連用品のレンタル業を手掛けるダスキンと資本業務提携する。ダスキンのフランチャイズチェーン加盟店として協力関係を構築してきたが、提携により新規営業エリアの拡大やダスキン既存事業の高齢者向けの介護用品・福祉用品レンタル事業に新規参入する方針。資本面では、ダスキンに対して第三者割当増資を実施、約55億円を調達。ダスキンの総議決権数に対する割合は24.9%となる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE