米国とカナダは決断下す用意整いつつある、NAFTA改定-加外相

  • ライトハイザーUSTR代表と共に決断する用意-フリーランド外相
  • 31日の期限前に楽観的ムード強まる-なお成すべきこと多いとも

北米自由貿易協定(NAFTA)改定交渉に臨んでいる米国とカナダは主要な問題で決断を下す用意を整えつつある。カナダのフリーランド外相が語った。

  同外相は30日、ワシントンでライトハイザー米通商代表部(USTR)代表との会談を前に記者団に対し、「両国当局者は一定の仕事を果たした。私とライトハイザー氏が決断するために、幾つかの問題で準備を整えた」と述べた。

  合意期限の31日を翌日に控え、両国のトーンは楽観的な度合いを増しつつある。トランプ米大統領はNAFTAに代わる合意文書に署名する意向を同日、議会に通知する予定だ。

  フリーランド外相は30日、これより先に記者団に対し、「極めて集中的な話し合いが行われている。全当事者の間に友好的なムードが強くあるとの思いを、私は引き続き抱いている」と述べた。一方で、短期間に成すべきことが依然として多く残っているとの認識も示した。

G7首脳会議でのトランプ米大統領とカナダのトルドー首相 6月8日

写真家:Leon Neal /ゲッティイメージズ

  米政府は31日の期限を強調しているが、抜け道はある。専門家の間からは、この日までに完全な合意にこぎ着ける必要は必ずしもないとの指摘が聞かれる。

  オバマ前政権時代に駐カナダ大使を務めたブルース・ヘイマン氏は29日、ブルームバーグテレビジョンに対し、両国が譲歩すれば31日までに「大筋で合意が成立する可能性は十分にあると思う」と発言。その上で、それは議会が設ける採決などの期限に間に合わせるため、早急に「埋める必要のある多くの空欄があることを意味する」と述べた。

ライトハイザーUSTR代表やフリーランド外相

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg


原題:Nafta Talks Pick Up as Decision Time Nears for U.S., Canada (1)(抜粋)

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