S&P500種とVIXの逆相関消える-今年1月との類似は不気味

先週の米国株市場は大騒ぎだった。なのになぜ、いわゆる「恐怖指数」は動かなかったのだろう。

  S&P500種株価指数の30日間のインプライドボラティリティー(予想変動率)に連動するCBOEボラティリティー指数(VIX)の動きのなさは2018年の序盤を不気味に思い起こさせる。

  株式相場とボラティリティーは10回に約8回の頻度で逆方向に動く。しかし1月後半にはS&P500種が過去最高を更新する中でVIXもじりじりと上昇した。今回も似た状況で、両指数の短期の逆相関は今年一番の弱さになっている。

  1月との類似は縁起が悪く見える。2月5日にはインプライドボラティリティーが1日として過去最大の上昇を演じ市場は混乱、米国株は調整に入った。

  EIAオール・ウェザー・アルファ・パートナーズのチーフ・マクロ・ストラテジスト、ナウファル・サナウラ氏は、上昇が急だったためS&P500種オプションでショートポジションを持っていたディーラーらがショートカバーに動いたためではないかとの見方を示した。この買いが一巡した後はテクニカル的に割高な水準にあるため、目先の調整の舞台が整うという。

  「近いうちにS&P500種が2875-2880程度に調整する兆候があり、その場合VIXのスクイーズが起こるだろう」と同氏は述べた。29日は過去最高の2914.04で終了した。

原題:Stocks-VIX Correlation Breakdown Raises Fear of Q1 Rerun(抜粋)

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