コーヒーのがんリスク警告表示、適切とは言えない-FDAが見解

  • 加州がコーヒーを有害物質リストから除外するとの案をFDAが支持
  • コーヒーの提供者は顧客への警告義務があると裁判所は判断していた
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

米食品医薬品局(FDA)は発がん性リスクのある物質についてカリフォルニア州がまとめるリストからコーヒーを除外するという同州の案を支持した。支持されなければ、スターバックスやダンキンドーナツといったコーヒーショップはカップにがんの警告文を表示することを迫られる可能性があった。

  FDAのスコット・ゴットリーブ長官は声明を発表し、最新の調査結果は「コーヒーに関するがんの警告を支持するものではない」と説明。そうしたラベルは「実際にコーヒーを飲むことが健康に良い可能性があるにもかかわらず、健康に良くないかもしれないと消費者に誤解を与える恐れがある」と指摘した。そうした誤解を招くようなラベル貼付は連邦法にも抵触しかねないとした。

  1986年に導入されたカリフォルニア州法「プロポジション65(安全飲料水および有害物質施行法)」は有害あるいは発がん性のある物質のリストを州が管理し、摂取の可能性がある消費者に企業が通知することを義務付けている。こうしたリストには、コーヒー豆の焙煎(ばいせん)など高温での調理で発生するアクリルアミドと呼ばれる化学物質が含まれる。

  ロサンゼルスの裁判所は今年、消費者保護団体が訴えていた裁判で、スターバックスやダンキンドーナツなどのコーヒーショップはこの州法に基づき消費者に警告する義務があるとの判断を下していた。一方、カリフォルニア州当局は6月、「コーヒー豆焙煎やコーヒー抽出の過程で発生する」化学物質を除外する規則を提案。30日を期限にパブリックコメントを募っている。

原題:Coffee Doesn’t Deserve California Cancer Risk Warning, FDA Says(抜粋)

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