Photographer: JOHANNES EISELE/AFP

SNSで人気のファンドマネジャー、中国株へのスタンスを強気転換

  • 貿易紛争や中国レバレッジ解消を巡る懸念は織り込まれた-チェン氏
  • 北京神農は本土のヘルスケア、消費、テクノロジー関連銘柄に注目
Photographer: JOHANNES EISELE/AFP

ソーシャルメディアのフォロワーを数十万人抱える中国のファンドマネジャーが、中国株の投資スタンスを強気に転じた。中でもヘルスケアセクターに強気だ。

  北京神農投資管理のゼネラルマネジャー、チェン・ユ氏は、米国との貿易紛争や中国のレバレッジ解消の取り組みを巡る懸念は既に織り込まれたほか、相場の弱さはファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)からかけ離れ、センチメント変動が引き起こしていると指摘した。運用資産20億元(約337億円)の約4割を占める現金を株式に転じる準備が整いつつあるという。

  チェン氏はエントリーするのに良い環境だと言う。アジア地域で最悪のパフォーマンスに陥っている中国株市場にまん延する悲観的な見方を中国当局が払拭(ふっしょく)しようと試みているためで、本土株は落ち着くとみている。同氏は過去5年間毎年、中国証券報が発表する国内の優秀な民間ファンドマネジャーに選ばれた。同氏の「微博(ウェイボ)」アカウントは32万人余りがフォローし、発言内容には個人投資家も注目している。
          

  チェン氏は先週の北京でのインタビューで、CSI300指数の業種別で年初来騰落率が唯一プラスのヘルスケアセクターに言及。「ヘルスケアセクターは、長期にわたる頑強な強気相場の始まりにすぎない」と指摘。革新的な薬や心臓血管・がん分野の治療薬を扱い、利益率の高い企業を選好していると述べた。

  同氏はほんの数カ月前には、「重大な」下振れリスクがあるとして、中国株から手を引いていた。株式保有は現金に対し、今年これまでで最低の水準にあるが、9月半ばまでには株式へのフルエクスポージャーに戻る予定で、これまで保有したことのない銘柄をファンドの投資先に加える計画という。北京神農は中国本土に上場する消費、テクノロジー、ヘルスケア関連銘柄に注目している。 

原題:Fund Manager Followed by Thousands Is Going All In China Stocks(抜粋)

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