フロリダ州知事選の共和候補が「モンキー」という語を使用-民主反発

  • 黒人の民主候補を選ばないよう呼び掛けた際に用いた
  • フロリダ州民主党議長は人種差別的言葉だと非難

米フロリダ州知事選の共和党候補を決める予備選で勝利を収めたロン・デサンティス下院議員が翌日の29日、同州初めての黒人知事を狙う民主党候補のアンドルー・ギラム氏を11月に選ばないよう有権者に呼び掛けた際に、人種差別と受け取られかねない「モンキー」という単語を使ったことが波紋を呼んでいる。

ロン・デサンティス氏

フォトグラファー:Saul Loeb / AFP via Getty Images

  トランプ氏の支持を受けている白人の保守派議員であるデサンティス氏はFOXニュースとのインタビューで、「モンキー・ジス・アップ」にならないようにと述べた。同氏はこのほかにも、タラハシー市長のギラム氏について、「雄弁」だが「フロリダ州にはリベラル過ぎる」と評した。

  民主党が人種差別的だと非難したこのコメントにより、上院選に出馬したリック・スコット知事の後継を目指す選挙戦は両候補陣営が非難し合う醜悪なスタートを切ることになった。共和、民主が激しく争う中、重要州の1つであるフロリダの候補者2人は全く対照的であり、超保守的な「下院自由議員連盟」のメンバーであるデサンティス議員に対し、ギラム市長は進歩的と自認する民主党員だ。

アンドルー・ギラム氏

写真家:Steve Cannon / AP写真

  フロリダ州民主党議長のテリー・リゾ氏は、「デサンティス氏が特定の人しか分からない人種差別的な言葉と共に中間選挙の選挙戦を開始したことは非常に不快だ」と述べた。

  一方、デサンティス氏のスポークスマン、スティーブン・ローソン氏は、「デサンティス氏が、フロリダ州はギラム氏の信奉する社会主義的政策を受け入れるという誤った判断を下さないようにと訴えたことは明らかだ。それ以外のことに解釈するのはばかげている」と語った。

原題:Racially Charged ‘Monkey’ Remark Opens Florida Governor’s Race(抜粋)

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