IMF:アルゼンチン信用枠の融資実行のタイミングを見直しへ

  • 国際市場情勢が厳しさを増していることを踏まえて計画を修正する
  • マクリ大統領は信用枠に基づく融資実行の前倒しを要請していた

国際通貨基金(IMF)は国際市場の情勢を受けて、アルゼンチン向けの500億ドル(約5兆5900億円)の信用枠に基づく融資実行のタイミングを見直す。

  IMFのラガルド専務理事は29日の声明で、「国際市場の情勢は厳しさを増しているが、それはアルゼンチンを巡る当初のプログラムではあまり想定されていなかった。こうした状況を踏まえ、当局はアルゼンチンが世界金融市場の最近の変化をうまく回避することに主眼を置いて政府の経済計画を策定し直す」と説明した。

  声明によると、IMFスタッフはアルゼンチン当局と協力して「IMFが支援する取り決めを拡充し、財政プログラムの段階を見直す」。

  同国の財政危機を緩和する試みとしてマクリ大統領はこの日、IMFに対し融資実行の前倒しを要請していた。同政権は来年末まで債務を増やさずにやり繰りするだけの資金を有していると投資家を安心させるよう求められている。

  当局は6月にIMF信用枠を確保したことで不安感が後退し、政府は時間稼ぎができると期待していた。しかしペソが下落したことでインフレが進み、同国はリセッション(景気後退)に向かっている。

原題:IMF to Review Timing of Payout for Argentina’s Credit Line(抜粋)

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