フォードをムーディーズ格下げ、ジャンク級まで1段階-再編にリスク

  • 再編は不可欠だが、恩恵の実感には数年かかるとムーディーズ
  • フォードは先月2018年通期の利益見通しを下方修正

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、米フォード・モーターの信用格付けをジャンク級(投機的格付け)まであと1段階に迫る水準に引き下げた。数年を要する可能性があるコストのかさむ再編に着手しているフォードの苦境がさらに深まる。

  29日の発表によると、ムーディーズはフォードの格付けを「Baa2」から「Baa3」に引き下げた。格付け見通しは「ネガティブ(弱含み)」。グローバルビジネスが不利な状況にあることや、再編実施で困難に直面するとの見通しを理由に挙げた。

  フォードは今後3-5年で110億ドル(約1兆2300億円)の再編費用を計上する可能性がある。29日の米株市場でフォード株は前日比0.4%安の9.97ドルで取引を終えた。

  ムーディーズのアナリストは「再編プログラムは必要不可欠だが、プログラムによる実質的な財務・営業上の恩恵が実感されるには数年かかるだろう」と指摘した。 フォードは先月、2018年通期の利益見通しを下方修正した。

原題:Ford Teeters Toward Junk as Moody’s Warns of Overhaul Risks (1)(抜粋)

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