米国株、S&P500が過去最高値を更新

更新日時
  • アマゾンとアルファベット買われる、モルガンSが強気見通し示す
  • 米国債は下げ幅を縮小、7年債入札への需要旺盛受け
Photographer: Michael Nagle

29日の米株式相場は続伸し、主要株価指数が過去最高値を更新した。トランプ政権が週内に貿易紛争の解決に向け前進するとの観測が広がる中、テクノロジー銘柄が幅広く買われた。米国債相場は、30年債が上昇、その他の年限は下落とまちまちだった。

  • 米国株は小幅続伸、S&P500種とナスダック総合が高値更新
  • 米国債は10年債が小幅安、7年債入札の需要旺盛で下げ幅縮小
  • NY原油は反発、米在庫が予想以上の大幅減少
  • NY金は続落、米と主要貿易相手国との協議が進行

  S&P500種株価指数は4営業日続伸し、終値ベースで初めて2900を超えた。ナスダック指数も過去最高値を更新した。モルガン・スタンレーが強気な見解を示したアマゾン・ドット・コムやアルファベットが値上がりした。

  S&P500種は前日比0.6%上げて2914.04。ダウ工業株30種平均は60.55ドル(0.2%)高の26124.57ドル、ナスダック総合指数は1.0%高の8109.69。ニューヨーク時間午後4時45分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満上昇し2.88%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が反発。米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした先週分の原油在庫がアナリストの予想より大幅に減少したことが手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は98セント(1.4%)高の1バレル=69.51ドルと、1カ月ぶり高値で終えた。ロンドンICEの北海ブレント10月限の終値は1.19ドル高い77.14ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。トランプ米政権が主要貿易相手国との新たな合意を目指す中、世界経済への悪影響を懸念する見方が後退した。RBCウェルス・マネジメントのマネジングディレクター、ジョージ・ジロ氏は「カナダおよびメキシコとの通商協議が続き、その後に中国との協議が控えている中、金が軟化した」と指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%安の1オンス=1211.50ドルで終了。

  リスク要因は数多いものの、カナダが北米自由貿易協定(NAFTA)改定を巡り米国と合意する兆候が株式相場の地合いを支えた。
  
  米財務省がこの日実施した7年債310億ドルの入札は旺盛な需要を集めた。これを受け、米国債は下げ幅を縮小した。7年債入札の最高落札利回りは2.844%(発行前取引での水準は2.850%)だった。

  この日は年限を問わず国債利回りがニューヨーク時間正午前に日中最高を付けた。第2四半期の米実質国内総生産(GDP)が前期比年率4.2%増に上方修正されたことなどが手掛かり。

原題:Technology Shares Surge as U.S. Stocks Pad Records: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Pare Drop After 7Y Note Auction Draws Strong Demand
Oil Jumps to Highest in a Month as U.S. Reports Stockpile Drop
PRECIOUS: Gold Falls Second Day as Investors Dump ETF Holdings

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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