アルゼンチン、IMFに融資実行の前倒し要請-500億ドルの信用枠で

Photographer: Erica Canepa/Bloomberg
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アルゼンチンのマクリ大統領は国際通貨基金(IMF)に対し、信用枠(500億ドル=約5兆5700億円)に基づく融資実行の前倒しを要請したことを29日明らかにした。アルゼンチンは財政危機を緩和させるためIMFに支援を求め、6月に同国へのスタンドバイ取り決めを承認した。

  2年間で2度目のリセッション(景気後退)に陥ったアルゼンチンでは、インフレは30%近く、借り入れコストは世界で最も高い。

  IMFとの合意に基づけば、アルゼンチンは6月に初回実行分として150億ドルを受け取り、9月に30億ドルが融資される予定だった。マクリ大統領は前倒しを要請した額については明らかにしなかった。IMFのエコノミストと専門家は今週、アルゼンチンで政府当局者と信用枠の実行予定見直しについて協議している。

  マクリ大統領はテレビ演説で、「アルゼンチンとIMFは、来年の財政プログラムのコンプライアンスを保証するべく、必要な資金は全て融通することで合意している」と述べ、「国際的な見通しが悪化する以前に生じた不透明感を払拭(ふっしょく)させるのが、今回の決定の狙いだ」と説明した。

原題:Argentina Asks IMF to Speed Up Payments From $50 Billion Line(抜粋)

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