アジア・ドル建て債の発行は9月に増加へ-過去5年平均を上回る勢い

  • 発行額の予想レンジは210億~250億ドル-ブルームバーグ調査
  • 銀行に融資促す中国の発表、市場心理の改善促すーオッペンハイマー

ブルームバーグが調査したバンカーとアナリスト20人のうち11人によると、日本を除くアジアのドル建て債発行額は9月に210億ー250億ドル(約2兆3400億ー2兆7800億円)と、過去5年平均の200億ドルを上回る見通しだ。

  世界経済へのリスクが後退する中、起債の予備軍が拡大。米金融当局が引き締めペースを加速させない意向を示唆する一方、中国の緩和措置はアジア地域のドル建て債の60%を占める同国のクレジットに対するセンチメント改善につながった。ICE・BofAメリルリンチの指数によれば、アジアのドル建て社債利回りは7月に記録した約7年ぶりの高水準から5.1%に低下している。  

  オッペンハイマー・インベストメント・アジアの債券担当エグゼクティブディレクター、スコット・ベネット氏は 「プライマリー市場で新たに関心が高まる背景には、7月や夏季の終わりに供給がマーケットに届かず、抑え込まれていたことがある」と説明。「銀行に融資を促す中国当局の先月の発表はセンチメントの改善を促し、利回りの低下で企業は借り入れ目標の達成が可能になる」と述べた。
             

Sentiment Recovers

Asia ex-Japan dollar bond sales in Sept. seen rising to $21b-25b in survey

Source: Bloomberg

NOTE: Aug. figures only include period between Aug. 1 and Aug. 28; Sept. figures are forecast from survey

            
  8月のアジアのドル建て債発行額はここまで123億ドルに鈍化しており、これはブルームバーグ調査の予想レンジの100億-150億ドルに沿ったペース。年初来の発行額は1720億ドルで、前年同期を13%下回る水準となっている。

原題:Asia Dollar Bond Sales to Rise in September as Market Recovers(抜粋)

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