バリ島開催のIMF・世銀年次総会、火山噴火の緊急事態にも対応へ

  • 1万5000人余りが出席-島周辺には船や軍艦も待機
  • インドネシア当局はもしもの事態に備え避難計画も準備

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長のアジア訪問は、米経済とははるかに異なる次元でリスクを試す場になるだろう。

  10月にバリ島で開催される国際通貨基金(IMF)・世界銀行グループ年次総会のホスト役としてインドネシアが準備を進める中、当局は地震や津波などあらゆる自然災害に備えている。バリ島の隣のロンボク島では今月、地震で500人余りが死亡した。当局者は活動中の火山が再噴火した場合の緊急計画も用意している。

  今回の年次総会の作業部会責任者を務めるピーター・ジェーコブス氏はジャカルタでのインタビューに対し、「委員会や政府として当方は避難計画を用意している。バリ島周辺に船や軍艦も待機させる」と説明した。

  パウエル議長をはじめとする金融界の指導者が1万5000人余りの出席者とともに観光地バリ島に集結する準備を進める中で安全面の懸念が最重要となっている。年次総会の議題としては米中間で進行中の通商対立が主要な問題に浮上しつつある。ただ、ジェーコブス氏によると、インドネシアはこの総会を利用してインフラ・ファイナンスにスポットライトを当て、投資先としてのバリ島の潜在性をアピールする方針だ。

  インドネシアは開催国として金融技術やデジタル経済を議題に取り上げ、「バリ・イニシアチブ」として知られることになる枠組みに盛り込みたい考えだ。ジョコ大統領はデジタル経済に関する演説を行う予定。

原題:As Powell Prepares for Asia Visit, His Host Plans for Disasters(抜粋)

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