米国株が小幅高、S&P500は連日の高値更新

更新日時
  • ナスダック総合も過去最高値を更新、ハイテク株が好調
  • 米消費者信頼感の予想外の上昇、米国債利回りを押し上げ
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

28日の米株式相場は小幅続伸。S&P500種株価指数は3営業日連続で過去最高値を更新した。トランプ米政権の通商政策を巡る最新動きを見極める展開の中で、米国債の利回りは上昇した。

  • 米国株は小幅続伸、S&P500種とナスダック総合が高値更新
  • 米国債は続落、10年債利回り2.88%に上昇
  • NY原油は反落、米週間在庫統計に身構え
  • NY金は小反落、国債利回り上昇とドルの下げ幅縮小受け

  S&P500種は2900の節目を挟んでもみ合った。テクノロジー銘柄の上昇が目立つ中、ナスダック指数も過去最高値を更新した。米10年債利回りが2.9%に迫ったことから、金利敏感銘柄は下げた。

  S&P500種は前日比0.1%未満上げて2897.52。ダウ工業株30種平均は14.38ドル(0.1%)高の26064.02ドル、ナスダック総合指数は0.2%高の8030.04。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.88%。

  ニューヨーク原油先物市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は反落。29日発表の米原油在庫統計を巡る不透明感が強い中、ドルの動きが商品市場に波及した。プライス・フューチャーズ・グループのアナリスト、フィル・フリン氏は「在庫が小幅減少予想に反して増加したかもしれないとの不安がある」と指摘した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は34セント(0.5%)下げて1バレル=68.53ドルで終えた。ロンドンICEの北海ブレント10月限の終値は26セント安い75.95ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反落。ドル指数が下げ幅を縮小する中、前日付けた2週間ぶりの高値から下げに転じた。RJOフューチャーズのシニア市場ストラテジスト、フィル・ストライブル氏は電話で、「利回りが上がり始め、ドル売りが止まった。それが金相場への重しになった」と指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%安の1オンス=1214.40ドルで終了。

  米・メキシコの貿易合意を受けた楽観論の高まりで、市場の注目が先週のトランプ大統領を取り巻く法律問題からシフトしている。ただ、米中貿易問題などの懸念材料が残っていることから、リスク資産に対するセンチメントは引き続き力強さを欠いている。

  米国債市場では5年債と30年債の利回りがそれぞれ50日移動平均を上回ったほか、10年債利回りも50日移動平均の2.887%に迫った。朝方の国債売りはドイツ国債の下落のほか、8月の米消費者信頼感が予想に反して上昇したことが背景。

原題:U.S. Stocks Add to Records, Treasuries Slump: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Fall Amid Consumer Confidence Jump; Yields Test Range
Crude Declines as Traders Brace for U.S. Inventory Tally
PRECIOUS: Gold Retreats With Precious Metals as Dollar Recovers

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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