GMとフォードの株価上昇-米とメキシコの貿易協定合意を好感

  • 大きな但し書きが1つ-自動車各社はカナダの合意参加が必要
  • 北米で生産される自動車の大半は既に新ルールを満たしている
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

27日の米株式市場で、ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターの株価が上昇。トランプ大統領がメキシコと北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな協定で合意したことで、米自動車メーカーがこれまで通り業務を続けることが可能になると市場が受け止めたことが株価に反映された。

  この見方は正しいかもしないが、大きな但し書きが一つある。カナダの合意参加がこれらの企業に必要となるということだ。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表によると、米国とメキシコは域内での自動車の無関税輸出の条件である域内部材調達比率を現行の62.5%から75%に引き上げることや、自動車の製造工程の40-45%を時給16ドル以上の地域で行うことで合意した。

  米国やメキシコ、カナダで製造されている自動車の大半はこうした要件を上回っていると、自動車研究センター(ミシガン州アナーバー)の産業・労働・経済担当バイスプレジデント、クリスティン・ジチェック氏が指摘。ただし、新ルールを満たすためには、自動車各社が現行モデルの一部で使われているカナダ産部材を算入できることが必要になるという。

  GMとフィアット・クライスラーの株価はいずれも4.8%高。フォードは3.2%高と、2月以来の大幅な上げで引けた。

原題:GM, Ford Jump as Trump’s Mexico Deal Averts Tariff Doomsday(抜粋)

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