香港金融当局:再び通貨買い支え、ペッグ防衛-8月に入り4度目

  • 5月以来の香港ドル買い介入-8月の介入額は253億香港ドル
  • 流動性はなお潤沢、通貨安はキャリートレードが原因か-華僑永亨銀

香港ドルの対米ドル相場が許容変動幅の下限に達したことを受け、香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は27日、ペッグ防衛に向けて通貨買い介入に踏み切った。当局による介入は今月に入り4度目。

  HKMAは同日のニューヨーク取引時間に27億9000万香港ドル(約400億円)規模の介入を実施。ニューヨークの取引前には39億3000万香港ドルを購入していた。ブルームバーグのHKMAページが示した。

  当局は8月に3カ月ぶりの香港ドル買い介入を行い、今月の介入額は253億香港ドルに達した。銀行システムのアグリゲートバランス(決済性預金残高)は29日時点で842億香港ドルに減少する見通し。

  華僑永亨銀行のエコノミスト、キャリー・リ氏(香港在勤)は「今月の介入後も香港の流動性はなお潤沢であり、香港ドルの下落はキャリートレードが主因のようだ」と指摘。「9月に向けては米金融当局の追加利上げが見込まれており、金利差の拡大見通しでキャリートレードに拍車が掛かりかねない」とコメントした。

  香港ドルは現地時間28日午前7時57分(日本時間同8時57分)現在、1米ドル=7.8499香港ドル。対米ドル相場の許容変動幅の下限は7.85香港ドルとなっている。

原題:Hong Kong Intervenes to Defend Peg for Fourth Day This Month (1)(抜粋)

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