中国経済8月は一段と減速、株安や貿易足かせ

  • 景気が4カ月連続で減速-ブルームバーグ・エコノミクス指数が示す
  • インフラ整備など景気対策、効果に時間必要
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国経済を巡る8月の先行指標は景気拡大ペースが4カ月連続で鈍化したことを示した。政府に対する景気てこ入れ策の圧力が強いことが浮き彫りになった。

  ブルームバーグ・エコノミクスは業況や市場センチメントに関する先行指標をまとめ、指標を作成している。それによると、貿易相手国からの需要が減速し、株価下落が心理の悪化を反映しており、中国経済はさらに減速した。

Further Slowdown

Earliest indicators show China's economy decelerates for fourth month

Source: Bloomberg Economics

Note: Bloomberg Economics generates the overall activity reading aggregating the three-month weighted averages of the monthly changes of eight indicators, which are based on business surveys or market prices.

  米中貿易摩擦を巡る懸念が広がる中、中国当局はインフラ整備や中小企業への与信、減税の強化に向けた施策を公表した。一連の対策による効果が実際に表れるには時間がかかり、景気減速が続くとみられるが、アナリストらは商品市場のセンチメント改善を示す証拠に着目している。

  ブルームバーグのチーフアジアエコノミスト、舒暢氏は中国経済が底入れし、持ち直し始めるまで少なくとも数カ月を要すると指摘。政府の措置によるインパクトはまだ見られないという。

  8月の上海総合指数は24日までで5.1%下げており、株式相場の地合いは悪化。特に不動産開発銘柄の軟調が目立ち、良好な販売データを受けて同セクターの引き締め策が強化されるとの懸念が足を引っ張っている。

  ただ、一部で明るい兆しもある。スタンダードチャータードの中小企業指数は3カ月加重平均で減速傾向にあるが、8月は56.6と前月の55.7から持ち直した。

  同行の申嵐エコノミスト(北京在勤)は、「7月以降の中小企業融資強化策による効果が表れつつあるようだ」と分析した。

原題:Early Indicators Show China’s Economy Weakening Again in August(抜粋)

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