テスラ、マスク氏への制限がプラスに作用する可能性も-アナリスト

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Photographer: Stefan Wermuth/Bloomberg
Photographer: Stefan Wermuth/Bloomberg

米テスラを巡るあの騒ぎは一体何だったのだろうか。

  3週間近く前、同社非公開化を検討中だと公表して混乱を巻き起こしたイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は24日、公開企業にとどまる決断に至ったと述べ、一連の騒ぎが一気に収まった。テスラ株は27日の米市場で一時前週末比4.3%下落した。

  マスク氏の180度路線転換に関するアナリストの見解は以下の通り。

カウエンのジェフリー・オズボーン氏(投資判断「アンダーパフォーム」、目標株価200ドル)

  • 重要な問題は、市場操作や証券詐欺に関与した可能性のあるCEO、そして米証券取引委員会(SEC)調査の下にある企業を投資家が今後もサポートするるかどうかだ
  • 株主訴訟、SEC調査、現金燃焼、競争環境、不十分な利益など、課題が山積している


RBCのジョセフ・スパック氏(投資判断「セクターパフォーム」、目標価格315ドル)

  • 1株420ドルで非公開化する可能性が消えた今、株はファンダメンタルズに基づく取引に戻るだろうと言いたいところだが、株はセンチメントで動くのが現実だ
  • 資金が確保されていなかったこと、また1株420ドルで非公開化することへの支持が十分でなかったことが明確になった。信頼性は損なわれたと当社は考える

オッペンハイマーのコリン・ラッシュ氏(投資判断「アウトパフォーム」)

  • 野心的な生産戦略をやり遂げようとしている傍らで、失敗する確率が高く、テスラの資本へのアクセスを大きく制限しかねなかった混乱要因がこれで取り除かれた
  • 詳細について臆測するのは時期尚早だが、これで企業戦略の公の伝達に関するSECの前例設定が促されると考えて良い

ニューストリート・リサーチのピエール・フェラギュ氏(投資判断「買い」、目標株価530ドル)

  • マスク氏に上場会社の役員の立場で商談に参加することを禁じる可能性にSECはつけ込む見通しで、何かの制限を含む条件をマスク氏にのませる上で好位置に付けている。マスク氏による情報発信に何か制限が加わった場合、それはプラスと当社は受け止める

原題:A Reined-In Musk May Be Silver Lining in Tesla Chaos (2)(抜粋)

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