Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

【米国株】S&P500最高値更新、米メキシコ合意で

更新日時
  • ダウは1%上昇、ナスダックが初の8000超え-自動車関連株が高い
  • 原油と金はともに上昇、ドル指数が重要な下値支持水準を割り込み
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

27日の米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は前週末に続く過去最高値更新となった。トランプ米政権がメキシコと新たな2国間貿易協定に署名すると発表したのが手掛かり。米国債は株高を重しに下げ、遅い時間に日中安値近くで推移した。

  • 米国株は続伸、S&P500種は連日の高値更新-米メキシコ合意受け
  • 米国債は下落、遅い時間に日中安値-10年債利回り2.85%に上昇
  • NY原油は続伸、ドル下落・薄商いの中
  • NY金は続伸、米メキシコの貿易協定合意受けたドル安で

  S&P500種は2900の節目に迫り、ナスダック総合指数は史上初の8000超えとなった。トランプ大統領はこの日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる貿易協定を発表。自動車および自動車部品株の値上がりが特に目立った。ダウ工業株30種平均は2月以降で初めて26000ドル台に乗せた。

  S&P500種は前週末比0.8%高の2896.74。ダウ平均は259.29ドル(1.0%)上げて26049.64ドル、ナスダック総合は0.9%高の8017.89。ニューヨーク時間午後4時38分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.85%。

  ニューヨーク原油先物市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は続伸。英国市場が休場で出来高が通常の4割程度となる中でドルが下落し、商品相場を押し上げた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は15セント(0.2%)上昇の1バレル=68.87ドルと、約2週間ぶりの高値で終えた。ロンドンICEの北海ブレント10月限の終値は39セント高い76.21ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。米国とメキシコが新たな貿易協定に合意したことで、ドルが下落したのが背景。RJOフューチャーズのシニア市場ストラテジスト、フィル・ストライブル氏は「ドル指数が重要な下値支持水準を割り込んだ」とし、これが「金やその他商品を押し上げている」と述べた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%高の1オンス=1216.00ドルで終了。

  MUFGユニオンバンクのチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「株式市場は貿易戦争が始まりよりも終わりに近いと確信している」と指摘。「貿易戦争のドミノが一つ一つ後ろに倒れ、世界経済を脅かすリスクから外れている」と語った。

  貿易面での進展を受け、投資家はトランプ大統領自身の法律問題、米国の対ロシア追加制裁、シリアを巡る米ロ間の舌戦など数多くのマクロ材料を受け流した。

  米国債は幅広い年限で下落。中でも10年債の下げ幅が最も大きく、2年債と10年債の利回り差は拡大した。財務省が今週実施する中長期国債入札で最初となった2年債入札(規模360億ドル)では、最高落札利回りが2.655%と、入札前取引の利回りと一致した。

原題:U.S. Stocks Set Records, Peso Rises on Trade Pact: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Fall Amid Progress Toward Trade Deal, 2-Year Auction
Crude Edges Higher Amid Low-Volume Trading and Dollar’s Decline
Gold, Other Metals Climb as Dollar Slumps on U.S.-Mexico Accord

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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