トヨタグループ4社が自動運転でタッグ、ソフト開発合弁来年3月設立

トヨタ自動車グループの部品メーカー、デンソーアイシン精機ジェイテクト、アドヴィックスの4社は27日、自動運転の普及に向けて制御ソフトウエア開発の合弁会社設立に向けた検討を進めると発表した。来年3月の設立を目指す。新会社の設立で高度化するソフトウエア開発を加速させる。

  4社の発表資料によると、合弁会社では車両を電子制御するために必要なエレクトロニック・コントロール・ユニット(ECU)のソフトウエア開発を行う。自動運転の普及には、センサーやステアリング、ブレーキなどシステム全体としてより高度に連携するための統合ECUが必要となるため、より一体化した開発体制をつくる。出資比率はデンソーが65%と過半を握り、アイシン精25%、アドヴィックス5%、ジェイテクト5%とする方針。

  自動車業界では自動運転に向けた技術開発が加速しており、IT企業なども参入し競争が激化している。トヨタは20年に専用道路で、20年代前半には一般道路で自動運転の実現を目指しており、3月にはソフトウエアの研究から開発までを担う新会社をデンソー、アイシン精とともに設立。グループを挙げた取り組みを進めている。

  ECUに関してはデンソーが昨年、車載ECUやミリ波レーダーなどにおける協業を強化するため、富士通テンを子会社化した。デンソーの松井靖常務は6月のインタビューで、従来は自社での技術開発を基本としてきたが「車が高度化、複雑化しているので自前主義ではもうやりきれない」と指摘。トヨタ内では「いろいろな再編が起こるだろう」と話していた。また、ジェイテクトの安形哲夫社長は1月、自動運転にからみ「グループ内の会社と共同の研究は進めている」と話していた。

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