イタリアはEU予算に反対へ、難民以外でも戦う用意-ディマイオ氏

  • 「EU予算でわれわれにとって不都合なことを阻止する」
  • 「他の国々も都合の悪いことはやろうとしない」

イタリアのディマイオ副首相兼経済発展相は6月の欧州連合(EU)首脳会議での難民対応に関する合意を各国が実行していない状況に言及し、イタリア政府としてEUの次期予算に反対する手続きに着手すると表明した。

  副首相は26日にフェイスブックのページに掲載したビデオメッセージで、「EU予算についての議論であらゆる手段を検討し、われわれにとって不都合なことを阻止する」と発言。イタリアに海から到着する難民を他のEU諸国が受け入れない現状に触れ、「他の国々は彼らにとって都合の悪いことをやろうとしない」と語った。

  地中海で救助した177人の難民を乗せた沿岸警備艇が、シチリア島のカタニア港に1週間前から停泊していた問題で、イタリアとEUとの難民対応を巡る対立が危機的状況に陥った。EU加盟国の代表が24日にブリュッセルで共通のアプローチを協議するために集まったが、合意に至らなかった。

  難民はアルバニアとアイルランドが20人ずつ、イタリア司教協議会が100人を受け入れることが決まり、イタリアへの上陸が許可されることになった。コンテ首相は25日遅く、難民問題が解決されない限り、EUの財政規則に従うことはできないと言明したが、ディマイオ副首相は「正しい発言だった」と指摘し、難民はイタリア政府がEUと戦う用意のある「戦線の一つにすぎない」と述べた。

原題:Italy Plans to Veto Next EU Budget Over Migrants, Di Maio Says(抜粋)

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