新興市場に休み明けの頭痛の種-トルコが戦線復帰、ブラジルにも懸念

  • オプショントレーダーはリラ、ランド、ルーブル、レアルに弱気
  • 向こう数カ月の中期的ドル見通しは引き続き強気-ナットウェスト

新興市場資産の先週の値上がりは短命に終わる可能性がある。長い休みを終えたトルコが波乱要因として戦線に復帰するほか、ブラジルの選挙を巡る懸念が強まっているからだ。

  米国と中国の貿易紛争は激化のリスクがある。また、南アフリカ共和国も対米関係が悪化する恐れがあると、南アの土地政策論争にトランプ米大統領が介入したことを受けてゴールドマン・サックス・グループが指摘した。このほか、米国は24日にロシアに対する追加制裁を発表した。

  ナットウェスト・マーケッツの為替戦略責任者、マンスール・モヒウディン氏は「ブラジル・レアル、トルコ・リラ、ロシア・ルーブルなどのフラジャイル通貨には圧力が続き、米投資家が高利回りの新興市場資産に投資を振り向けるのを妨げるだろう」と予想。「向こう数カ月の中期的ドル見通しは引き続き強気だ」と述べた。

  1カ月物リスクリバーサルによると、オプショントレーダーらは先週、新興市場通貨の中でもトルコ・リラと南アフリカ・ランド、ロシア・ルーブル、ブラジル・レアルに最も弱気だった。

  ブラジルでは大統領候補らが今週、テレビとラジオでのキャンペーンを開始、民主化以降で最も不透明な大統領選挙への注目度が強まる。トルコ市場は休場を終えて27日に取引が再開される。

原題:Holiday Hangover Seen Gripping EM Assets as Turks Return to Work(抜粋)

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