米民主党、トランプ氏の弾劾巡る判断を保留-下院奪回なら徹底調査へ

  • コーエン被告の証言を受け、弾劾に関する議会判断が注目されていた
  • スワルウェル議員:下院掌握なら召喚状の権限行使して疑問解明

米民主党は26日、トランプ大統領の元個人弁護士のマイケル・コーエン被告が先週、トランプ氏の指示に従って選挙資金法に違反したと証言したことを受け、トランプ大統領が弾劾可能な罪を犯したかどうかについて判断を保留した。

ジェロルド・ナドラー下院議員

フォトグラファー:Joshua Roberts / Bloomberg

  大統領弾劾発議の場合、公聴会を開催する下院司法委員会の民主党筆頭理事であるジェロルド・ナドラー議員はNBCの番組「ミート・ザ・プレス」で、「議会の役割は大統領を守ることではない。トランプ大統領であれ他の大統領であれ、国民への責任を果たすようにすることだ」と述べた。

  この一週間、トランプ大統領の行動が弾劾手続き開始に値するかを議会がいつどのように判断するかについて臆測が一段と飛び交っていた。コーエン被告は21日の罪状認否で有罪答弁する際、トランプ氏の指示に従って、ポルノ女優「ストーミー・ダニエルズ」として知られるステファニー・クリフォードさんに口止め料を支払ったと述べた。またこの日、元選対本部長のポール・マナフォート被告が銀行詐欺などで有罪評決を受けた。
  
  民主党指導部は、同党が11月の中間選挙での下院の多数議席奪回を目指していることから、弾劾の議論を大きく取り上げないようにしてきた。ナドラー議員らは、モラー特別検察官のロシア疑惑捜査の結論を待ちたいと述べた。ただ、下院を奪回した場合は、共和党が怠った徹底的な調査を行うと明言している。

  下院司法委員会のメンバー、エリック・スワルウェル下院議員(民主)はABCの「ジス・ウィーク」で、どの不正疑惑についてもトランプ大統領の役割に関する十分な証拠はないと発言。しかし、下院を掌握すれば民主党は大統領の納税申告書を入手するなど、召喚状の権限を行使して疑問を解明するだろうと述べた。

原題:Democrats Aren’t Talking Trump Impeachment But Are Vowing Probes(抜粋)

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