中国人民元は安定か-元安抑制措置再開、中銀が下支え示唆

  • 中心レート設定の調整を再開-13営業日連続で予想より元高方向
  • 一方的な元安に終止符打たれ、短期的に安定の可能性-みずほ銀
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

中国本土の人民元は27日午前、安定して推移している。中国人民銀行(中央銀行)は元の中心レート設定を通じ、相場を下支えする姿勢を示した。

  人民銀が24日遅くに発表したところによると、銀行各行は8月から元安バイアスを和らげるため、「逆周期因子」と呼ばれる毎営業日公表する対ドルでの中心レート設定の調整を再開。ブルームバーグの調査によれば、中心レートは最近、予想よりも元高方向で設定される場面が目立っていた。中国は今年1月に同因子の使用を停止していた。

  人民銀は今月、元ショート(売り持ち)コストを引き上げたほか、銀行には為替市場での「群集行動」を控えるよう求めており、今回の発表は中国が元下落を抑えようとしている新たな兆しとなる。元相場はこの3カ月でドルに対し約6%下落。アジア通貨でも下げが目立っており、2015、16年の資本流出が再燃するリスクが高まりつつある。

  みずほ銀行のアジア通貨シニアストラテジスト、張建泰氏(香港在勤)は「人民銀は心理的節目の1ドル=7元の水準よりも元高に維持したい考えを明確に示したことから、今回の措置で一方的な元安に終止符が打たれ、短期的には元が安定する可能性がある」と指摘した。

  人民銀は27日、13営業日連続で中心レートを予想よりも元高方向に設定した。オンショア人民元は上海時間午前10時9分(日本時間同11時9分)現在、1ドル=6.8191元とほぼ変わらず。先週末24日は0.8%値上がりしていた。

原題:China’s Yuan Steady After Central Bank Signals its Support (1)(抜粋)

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