安倍首相が3選狙い自民総裁選に出馬表明-歴代最長政権視野

  • 石破元幹事長と一騎打ちの公算、憲法改正・地方創生など争点に
  • 世論は内閣支持・不支持きっ抗も、7派閥のうち5派閥は首相支援

安倍首相

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

安倍晋三首相は26日、訪問先の鹿児島県内で自民党総裁選(9月7日告示、20日投開票)への立候補を表明した。NHKが首相の発言場面を中継した。歴代最長政権も視野に、連続3選を目指す。憲法改正や地方創生への取り組み、安倍政権の政治姿勢などが争点に浮上している。

  安倍首相は「今こそ日本の明日を切り開く時。平成のその先の時代に向けて、新たな国作りの先頭に立つ決意である。日本をあと3年、自民党総裁、総理大臣としてかじ取りを担う決意だ。来月の総裁選に出馬する」と述べた。

  総裁選には、石破茂元幹事長が出馬表明しており、2012年以来6年ぶりの選挙戦となる。12年総裁選では、石破氏が地方票で安倍首相を上回ったが決選投票で国会議員票を集めた首相が逆転した。野田聖子総務相も出馬の意向を示しているが推薦人確保が難航しており、首相と石破氏の一騎打ちとなる公算が大きい。共同通信は安倍首相が党内7派閥のうち5派閥と竹下派衆院側の支持を固め優勢だと伝えている。

  石破氏は「首相官邸の信頼回復」を訴え、中央省庁の幹部人事を管理する内閣人事局の見直しに言及するなど、安倍首相の政治手法を批判。24日の記者会見では、自らが担当相として取り組んだ地方創生は「日本にとって一番必要なことだ」と指摘。安倍政権の取り組みを「否定するつもりはない」ものの、「さらに進化をさせ、深掘りし、加速をし、規模を拡大する」と述べた。

  安倍内閣の支持率は、森友学園を巡る財務省の文書改ざん問題で急落して以降、報道各社の世論調査では支持と不支持がきっ抗している。時事通信が3-6日に実施した調査では支持が38.5%で、不支持が38.9%と上回った。

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