NAFTA妥結の障害にも、メキシコ次期政権の石油政策-関係者

  • 次期政権側が懸念への対応を申し入れ-USTR代表は難色示す
  • 公式的には現在のペニャニエト政権がNAFTA再交渉の責任を担う

メキシコで12月に発足する次期政権は、現政権下で決まった石油・ガス開発への外資参入解禁を巡り現政権側と異なる立場を取っており、これが北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉での米国との合意に向けた大きな障害として浮上しつつある。事情に詳しい2人の関係者が明らかにした。

  ロペスオブラドール次期大統領のNAFTA担当責任者は、新たなNAFTA合意における米提案の文言について、メキシコ産原油の利用を目指す外国企業の扱いにあまりに多くの制約があると懸念しているとし、トランプ政権に対応を求めている。非公開の交渉だとして匿名を条件に関係者が語った。

  ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表がこの要請に難色を示していることから、着地点を見いだそうとメキシコ次期政権の担当責任者がワシントンとメキシコ市の往復を続けているという。

  公式的には、現在のペニャニエト政権がNAFTA再交渉の責任を担うが、メキシコ上院は次期政権側が主導権を握っていることから、次期大統領の支持が必要となるほか、新たなNAFTA合意の実施は次期政権に委ねられる。

原題:AMLO’s Oil Stand Said to Keep U.S., Mexico From Nafta Deal (1)(抜粋)

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