米国:対アサド政権で強力な軍事行動準備、ロシアに伝える-関係者

  • ボルトン米大統領補佐官がロシア側とジュネーブで23日会談
  • 米国は対イラン制裁停止求めるロシアの提案を拒否と関係者

シリアの反政府勢力が支配している地域の一部を奪い返すためアサド大統領が化学兵器を使用した場合に備え、米政府はアサド政権に対する強力な軍事行動の準備しているとロシアに警告した。4人の関係者が明らかにした。

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)-ジュネーブで、23日

フォトグラファー:Fabrice Coffrini / AFP via Getty Images

  米政権のこうしたメッセージは、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)がロシアの安全保障問題を担当するニコライ・パトルシェフ氏とジュネーブで23日に会談した際に伝えられた。会談内容は非公開だとして匿名を条件に協議に詳しい関係者が述べた。複数の米当局者によれば、アサド政権はシリア北西部のイドリブで化学兵器による攻撃の計画を進めている可能性がある。

  関係者によると、ジュネーブの会談ではシリア・イラク国境の軍事基地からの米軍撤退の可能性や近くに展開するロシア軍との協力などについても話し合われたが、実現に向けた条件で合意には至らなかった。

  ロシアはシリア問題を決着させるための広範な取り決めの一環として、米国に対イラン制裁を停止するよう提案したが、米国側は拒否したとも関係者は説明した。

  シリア内戦での化学兵器使用疑惑について、アサド政権と同政権を支援するロシアは政府軍が化学兵器を使ったことはなく、欧米による軍事介入を正当化するための口実として反政府勢力が事件を企てたと主張している。

巡航ミサイル「トマホーク」による米軍のシリア攻撃(2017年4月)

フォトグラファー:Ford Williams / US Navy via Getty Images

原題:U.S. Said to Warn Russia It Will Hit Assad If Chemical Arms Used(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE