ECB、銀行監督部門の次期責任者は女性指名の公算大-関係者

  • 単一監督メカニズム次期責任者の候補届け出、24日に締め切り
  • 現時点で正副責任者が女性、有力候補にアイルランドのドナリー氏ら

欧州中央銀行(ECB)の銀行監督部門の次期責任者には、能力と専門性、政治的な支援が求められる。だが候補者がその座を射止める決め手となるのは、性別かもしれない。

  事情を知るユーロ圏の関係者3人によると、ECBの単一監督メカニズム(SSM)次期責任者の候補届け出は24日締め切られる。関係者らは候補者名簿が公表されるまで選考手続きは非公開だとして、匿名を条件に語った。ECBの広報担当者はコメントを控えた。

アイルランド中銀副総裁のシャロン・ドナリー氏

Source: Central Bank of Ireland.

  SSMはEU機関の中で特異な組織だ。現責任者のヌイ氏と副責任者のラウテンシュレーガー氏はいずれも女性で、ECB政策委員会が責任者を選出する点も異例だ。EU機関の大半は、各国政府が責任者を指名する。

  つまり、男女間の不均衡是正に熱心なECBが女性候補の指名に傾く公算が大きいことを意味している。ヌイ氏の任期は今年末までで、アイルランドのシャロン・ドナリー、ポルトガルのエリーザ・フェレイラ両氏(いずれも女性)らが有力候補とみられている。

  指名を受けた人物について投票することになっている欧州議会は、かねてECBが男性中心であることを批判してきた。25人で構成するECB政策委員会で女性はわずか2人。今年に入り指名されたECB副総裁、スペインとフィンランドの中銀総裁のいずれも男性だった。

  さらにSSMの副責任者を務めるラウテンシュレーガー氏も来年2月で任期を終える。この後継者はECB理事の中から選ばれることになっているが、全員男性だ。同氏は次期責任者に昇格する資質を持つが、その場合にはまず兼務するECB理事の職を辞任する必要がある。

原題:ECB Is Said to Prefer Woman to Head Powerful Banking Watchdog(抜粋)

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