きょうの国内市況(8月24日):株式、債券、為替市場

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●日本株は上昇、サービスや医薬品など内需好業績株高い-指数買いも

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  東京株式相場は上昇。為替市場の円安や中国株堅調で相場の先行き警戒がやや後退する中、サービスや医薬品、情報・通信など海外情勢の影響を受けにくい内需関連株中心に買われた。

  TOPIXの終値は前日比10.98ポイント(0.6%)高の1709.20と反発し、終値では14日以来の1700ポイント回復、日経平均株価は同190円95銭(0.9%)高の2万2601円77銭と4日続伸。

  りそな銀行の戸田浩司チーフ・ファンド・マネジャーは「指数主導の上昇で、為替と連動してプログラム的な指数買いが入っているようだ」と指摘。さらに「内需グロース株や小型株を今月中に売らなければならないような売り圧力がピークを越えた。ファンダメンタルズが変わらない中で需給要因から売られた割安な好業績銘柄もある」と述べた。

  東証1部売買高は9億8377万株、売買代金は1兆7634億円と6営業日連続で2兆円割れ。値上がり銘柄数は1497、値下がりは515。東証1部33業種は26業種が上昇、ゴールドマン・サックス証券が23日の総務省情報通信審議会では具体的な値下げに言及がなかったとした情報・通信のほか、パルプ・紙やサービス、医薬品、小売、陸運が上昇率上位。ひも付き価格の値下げ報道が懸念された鉄鋼、ロンドン金属取引所(LME)の銅相場下落が響いた非鉄金属のほか、機械、輸送用機器など7業種は下落。

  売買代金上位では、中期経営計画で示した連結営業利益の目標達成時期を前倒しすると報じられたエーザイが高い。メリルリンチ日本証券が格下げしたコマツ、既存店売上高が4カ月連続で前年実績を下回ったしまむらは安い。

●債券は小幅安、高値警戒感が重しー米FRB議長講演控え値動き限定

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  債券相場は小幅安。高値警戒感が出ていることに加えて、日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果が弱めとなり2年債利回りが上昇したことが重しとなった。一方、この日はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えて、値動きは限定的となった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.095%で寄り付き、その後も同水準で推移した。新発2年物の391回債利回りは0.5bp高いマイナス0.12%と、16日以来の水準に上昇した。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「日銀の政策修正で長期金利はいずれ0.2%に向けて上昇しても不思議ではないというムードが強いので、足元の金利水準では積極的に買いたくないという状況になっている。高値警戒感がある中で、日本株の上昇もあり上値が抑えられている」と指摘。「パウエルFRB議長の講演も控えて、内容を確かめるまでは動きにくい面もある」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比2銭安の150円44銭で取引を開始。一時は150円42銭まで下落し、結局は1銭安の150円45銭で引けた。

  日銀はこの日、中長期ゾーンを対象に国債買い入れオペを実施した。買い入れ額は残存期間1年超3年以下が2500億円、3年超5年以下が3000億円、5年超10年以下が4000億円と、それぞれ前回から据え置かれた。

●ドル・円が約3週間ぶり高値、パウエル議長講演控えドル買い優勢

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が約3週間ぶりの水準に上昇。海外時間にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えて、米利上げ継続への期待がドル・円を支えた。

  午後3時10分現在のドル・円は前日比0.1%高の1ドル=111円40銭。オーストラリア・ドル安主導でドル高が進んだ前日の流れを引き継ぎ、朝方からじり高で推移。実質五十日(ごとうび)で仲値にかけて強含み、午後には一時111円49銭と6日以来の高値を付けた。

  あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長は、パウエルFRB議長の講演について「それほどサプライズは期待できないのかもしれないが、今後の金融政策を占う上で注目」と指摘。「目先の利上げ路線は継続で大丈夫だろう」とする一方、「中立金利やどこまで金利を上げていくのかなどその辺の話になってくると、ドル・円の頭を押さえる可能性はある」と話した。

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