ドラギ総裁の後継人事が不透明に、メルケル独首相のEUポスト重視で

  • リイカネン前フィンランド中銀総裁やレーン元欧州委員にチャンスも
  • メルケル首相は欧州委員長ポストの確保重視との報道

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の後を引き継ぐ次期総裁レースに不透明感が浮上している。ドイツ政府がバイトマン・ドイツ連邦銀行総裁のECB総裁就任を強くは推さないと報じられたためだ。

  メルケル独首相は23日に、欧州機関の要職について独政府は姿勢を決めてはいないが議論はしていると述べた。かねて最有力と見なされてきたタカ派のバイトマン氏が脱落すれば、ECB次期総裁の明確な候補はいなくなる。

  その場合、他の北欧州からの候補に、次期総裁職を射止めるチャンスが出てくる。リイカネン前フィンランド中銀総裁やその後任で欧州債務危機の時期を通じて欧州の経済・通貨政策を率いたオリ・レーン氏も有力だ。

  ベレンベルクのチーフエコノミスト、ホルガー・シュミーディング氏は、バイトマン氏でないとしても、「次期ECB総裁のタカ派でないということにはならない」と述べた。

  2019年5月の欧州議会選挙後に焦点となる欧州連合(EU)の要職はあれこれあり、ドイツ紙ハンデルスブラットはメルケル独首相が欧州委員長のポストをドイツで確保したい考えだと報じた

原題:Draghi Succession Wide Open as Merkel Loses Interest in ECB (1)(抜粋)

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