HP、8-10月利益見通しは市場予想と同水準-通期利益予想引き上げ

  • 5-7月売上高は12%増、7四半期連続増収
  • 経費削減を進めながら事業の加速に懸命に取り組んだ-CEO

パソコン(PC)メーカー最大手の米HPインクが示した8-10月(第4四半期)の利益見通しはアナリスト予想と同水準だった。同社は主要事業の利益率の低さを経費削減で穴埋めしようと取り組んでいる。

  23日の発表資料によると、8ー10月期の1株利益は一部項目を除いたベースで52ー55セントの見込み。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は53セント。HPはまた、2018年10月通期の調整済み1株利益見通しを2.00-2.03ドルのレンジに引き上げた。アナリスト予想は2ドルだった。

  ディオン・ワイズラー最高経営責任者(CEO)はヒューレット・パッカード・エンタープライズとの分離以降、利益率が低く停滞する業界でHPの収益拡大に取り組んできた。経費削減のため19年までに最大5000人の削減を決めたほか、製品ラインナップを見直し新たな販売モデルを追求して売り上げのてこ入れを図った。高性能機器の投入で市場シェアをライバル企業から奪取し、PC業界で圧倒的な立場を確保した。

  HPの5-7月(第3四半期)売上高は12%増の146億ドル(約1兆6200億円)と、7四半期連続の増収。株価は時間外取引で約1%下落した。

  ワイズラーCEOはインタビューで「経費削減を進めながら事業の加速に懸命に取り組んだ。世界のPCの4台のうちほぼ1台はHPのロゴが入っている。それは4台のうち3台をまだ追い求めることができるという意味だ」と語った。

原題:HP Inc. Projects Profit in Line With Analysts’ Estimates(抜粋)

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