ポンペオ米国務長官、来週訪朝-特別代表にフォード副社長を起用

  • ビーガン氏は「外交努力を指揮する」とポンペオ長官
  • フォードにとっては打撃となる可能性がある

ポンペオ米国務長官は23日、北朝鮮を来週訪問すると発表するとともに、米政府の北朝鮮担当特別代表に米フォード・モーターのスティーブ・ビーガン副社長を起用することも明らかにした。米国は北朝鮮に昨年科した厳しい国際的制裁の効力維持を図っている。

  ポンペオ長官は、ビーガン氏が北朝鮮担当特別代表として「交渉を主導し、同盟国やパートナーとの外交努力を指揮する」と説明。「ビーガン氏は私と共に、米国の目標達成に向けさらなる外交的進展を図るため、来週北朝鮮を訪れる」と述べた。

  ポンペオ長官は、6月に実現した歴史的な米朝首脳会談の後、北朝鮮の非核化に「検証可能」な進展が見られるまで、厳しい対北朝鮮制裁への支持を強化しようとしている。北朝鮮は7月、朝鮮戦争で戦死した米兵の遺骨の一部を返還したものの、ポンペオ長官が直近2回の訪朝で示したスタンスを「ギャングのよう」であり、核問題に集中し過ぎていると非難した。

  ビーガン氏の特別代表就任は、それによって責務が軽減されるポンペオ長官は歓迎するとしても、米国と世界各国・地域との貿易摩擦が激化する中でフォードにとっては打撃となる可能性がある。

  ビーガン氏は、主任ロビイストのジアド・オジャクリ氏が先月、ソフトバンクグループに移るため退社して以来、フォードのワシントンオフィスの責任者を務めてきた。今後は、オジャクリ氏の後任が見つかるまでの間、暫定的にカート・マグレビー副社長がロビー活動を統括する。

  ビーガン氏は共和党のフリスト上院院内総務の国家安全保障顧問のほか、2001年から03年までブッシュ(子)政権で国家安全保障会議の上級スタッフを務めた。

原題:Pompeo Taps Ford Executive to Lead North Korean Nuclear Talks(抜粋)

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