Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株続落、貿易巡る懸念で-原油・金も安い

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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

23日の米国株相場は続落。一方でドルは2週間で最大の上げとなった。米中間の貿易対立は緩和の兆しを見せていない。商品相場は値下がりした。

  • 米国株は続落、米中間の貿易対立は緩和の兆し見えず
  • 米国債は10年債、2年債とも利回りが上昇
  • NY原油は6日ぶり下落、ドル上昇で妙味が低下
  • NY金は5日ぶり下落、ドル値上がりで

  S&P500種株価指数は続落、貿易動向の影響を受けやすい銘柄の下げがきつかった。一方でテクノロジー株は上昇。トランプ大統領はこの日、貿易戦争の継続を示唆。米中両国は23日、互いに相手国からの160億ドル(約1兆7700億円)相当の輸入品への追加関税を発動させた。両国の次官級通商協議はこの日終了する。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%安の2856.98。ダウ工業株30種平均は76.62ドル(0.3%)下げて25656.98ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.83%。2年債利回りは3bp上げて2.62%。

  ニューヨーク原油先物市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が小幅安。6営業日ぶりの下落となった。ドル上昇でドル建て商品の妙味が低下した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は3セント安い1バレル=67.83ドル。ロンドンICEの北海ブレント10月限は5セント下げて74.73ドル。

  ニューヨーク金先物相場は5営業日ぶりに下落。トランプ大統領の批判をよそに、米金融当局は利上げを続けるとの見方からドルが反発したことが手掛かり。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.8%安の1オンス=1194ドルちょうど。

  BNYメロン・インベストメント・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、リズ・ヤング氏はブルームバーグでのインタビューで、「われわれが注視している大きなリスクの一つは中国との通商協議だ。協議が続いており、双方がなお交渉に前向きなのは明るいことだが、米国の中間選挙の前に極めて大きく前進することはないだろう」と指摘。「その時期まで中国は先延ばしする可能性がある。状況がどうなるか分かるのはそれ以降だ」と加えた。

  今週はワイオミング州ジャクソンホールでカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムが開かれ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は24日に講演する。

原題:U.S. Stocks Fall on Trade Angst; Dollar Rallies: Markets Wrap(抜粋)
Crude Sinks as Dollar Rebounds on Trump’s Trade War Enthusiasm
PRECIOUS: Gold Weakens on Stronger Dollar, Interest-Rate Outlook

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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