ドイツ銀は消え去りつつある、危機脱していないーベレンベルク

  • 最重要事業が構造的衰退傾向にあるー株価はさらに下落するだろう
  • ROE目標、永久に達成できないー目標株価12ユーロから8ユーロに

ドイツ銀行は危機を脱しておらず、株価はさらに下落するだろう。ベレンベルク銀行のアナリスト、エオイン・ムラニー氏がこのような見方を示した。

  同氏は23日のリポートで、ドイツ銀は「ゆっくりと消え去りつつある」とし、最重要事業が構造的な衰退をたどっていると分析した。経営陣が中期的な目標とする株主資本利益率(ROE)10%は永久に達成できないだろうとし、目標株価を8ユーロと12ユーロから引き下げた。

  ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の中でこれは最低だが、バークレイズとソシエテ・ジェネラル、ロイヤル・バンク・オブ・カナダの目標株価も同額だ。フランクフルト時間午前9時42分現在は9.80ユーロ。6月には過去最低の8.75ユーロを付けた。

  ムラニー氏によると、ドイツ銀は法人・投資銀行業務の市場シェアを引き続き失っている。どうやってこのトレンドを反転させるかが「なかなか見えない」という。レバレッジを低下させる計画は基調的な収益力の弱さをさらに露呈させるだろうとも同氏は述べた。

  欧州の他の銀行はリテールバンキングかウェルスマネジメントという頼れる中核事業があるが、「ドイツ銀にはそれがない」とムラニーは指摘。国内同業コメルツ銀行と合併すればリテールおよび商業銀行業務を強化し得るが、実現の「可能性は低く最後の手段」だと同氏はみている。

原題:Deutsche Bank Is Fading Away, Not Turning Corner, Berenberg Says(抜粋)

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