中国の景気刺激策は後手に回る、株価押し上げに不十分-BofA

  • 政策シフトが中国株の上昇転換を示唆することはほとんどない
  • 現段階で中国株市場が底入れしたとは思っていない-リポート

景気減速に対する中国の政策対応はあまりにも遅過ぎる可能性がある。バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチはこう指摘し、経験則に照らすと中国株はまだ底入れしていないとの認識も示した。

  中国株戦略責任者の崔巍氏らストラテジストやアナリストは22日のリポートで、「2011年や15年と同様、今回も中国の刺激策は後手に回っている可能性がある」と分析。「その結果、期待外れの成長が続きかねない」と記した。

  国内市場への政策効果をより正確に測定するため、中国当局が07年以後に実施した約443の政策を図表化し、以下を確認した。

  • 経済政策の変更が通常、ハンセン中国企業株(H株)指数の上昇転換をもたらすことはない
  • 貿易関税に伴う圧力に輸出がさらされると、過去にそうであったように、人民元は再び軟化する可能性がある
  • 成長が鈍化するたび、政策当局者は大規模な刺激策は実施しないという考えを示す傾向があるものの、「微調整」という言葉の裏には相当な裁量度があるもよう。BofAメリルでは、今回も必要に応じて同じことを期待
  • 地方政府債務の増加ペースは緩んでおらず、ますます不透明になっている

             
  リポートによると、「政策リストの全てに目を通す」と、引き続き「住宅価格に影響を与えるものや過剰生産能力の削減、債務に対する暗黙の保証の解除、好ましくない分野への信用供与阻止」などが含まれている。        

  ブルームバーグが集計したデータによれば、上海総合指数の年初来騰落率はマイナス約18%と、今年の主要株式市場でパフォーマンスが最も悪い。リポートは中国株の底入れには貿易関税の回避や成長の安定を示す明確な兆しなどが必要だとし、「現段階で中国株式相場が底入れしたとは思っていない」と結論付けた。

原題:China Stimulus Plan Not Enough to Boost Stocks, BofAML Says(抜粋)

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