バイトマン氏、ECB総裁になれるか-欧州委員長をドイツ優先と独紙

  • ドイツ連銀総裁は立候補の用意をメルケル氏に伝えたとハンデルス紙
  • バイトマン氏は次期ECB総裁の最有力候補と考えられている

ドイツのメルケル首相にとって、欧州中央銀行(ECB)総裁よりも、欧州委員長のポストをドイツが確保することが優先のようだ。独紙ハンデルスブラットが報じた。

  ユーロ圏最大の経済大国であるにもかかわらず、ECB総裁がこれまでドイツから出ていないこともあり、2019年10月に任期が満了するドラギ総裁の後任としてドイツ連邦銀行のバイトマン総裁(50)が最有力候補だと多くのエコノミストが考えている。しかし、ハンデルスブラット紙が伝えるような方向にメルケル首相が動けば、バイトマン氏が次期ECB総裁に就任する可能性は低くなる。

  同紙が複数の匿名の政府当局者からの情報として伝えたところでは、バイトマン氏はメルケル首相と最近内々に会談し、指名されれば立候補する用意があると伝えた。しかし、超緩和的な金融政策への批判を長年続けてきたバイトマン氏のECB総裁就任には、一部の南欧諸国の反対が予想され、欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委の委員長ポストの方が確保できる見込みが高いとドイツ政府は考えているという。

  また、次期ECB総裁にバイトマン氏以外のドイツ人候補を立てれば、他国の意向が自身の意思決定を左右するのをメルケル首相が許したと受け取られかねないと同紙は指摘した。

  ハンデルスブラット紙によると、欧州委員長のドイツ人候補には、アルトマイヤー経済相や欧州議会最大会派、欧州人民党のウェーバー党首、フォンデアライエン国防相が含まれる。ドイツ政府の報道官とドイツ連銀は、ブルームバーグの取材に対し、コメントを控えている。

Up for Grabs

Key European positions are opening up next year

Note: *Praet is a member of the ECB Executive Board. The responsibilities are allocated by the ECB president

原題:Merkel Focused on Top EU Job Over ECB Role, Handelsblatt Says(抜粋)

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