「米小売業の崩壊」は大きな誇張-ウォルマートとターゲット業績好調

  • 消費環境は力強い-失業率は過去最低近く、消費者信頼感は高水準
  • 「米小売業界は復活しつつある」-アナリスト

米小売企業ウォルマートとターゲットの好調な業績を受け、業界アナリストの間で疑問が生じている。小売業は復活したのだろうか。

  実際には、小売業は全く崩壊していない。確かに、シアーズ・ホールディングスやJCペニーなど経営難のチェーンは低迷し、トイザラスのような象徴的な企業が姿を消した。アマゾン・ドット・コムが今やオンライン消費の約半分を占め、従来型の小売業者はその残りを争っている。また、言うまでもなくトランプ政権が発動した中国に対する関税は世界的なサプライチェーンに打撃を与え、利益を圧迫しかねない。

  しかし、ここ数カ月に小売企業を襲っている逆風を受け、ノードストロームやベスト・バイコールズなどの優良企業は店舗の改装や、電子商取引の配送オプション拡大、従業員の研修強化などを通じたサービス改善を進めている。

  これらの取り組みを加速させているのは、ターゲットのブライアン・コーネル最高経営責任者(CEO)が言うところによれば、同氏の37年のキャリアにおいて恐らく最も力強い消費環境だ。失業率は過去最低水準近くで推移しているほか、消費者信頼感は17年ぶり高水準にあり、買い物客の財布のひもは緩んでいる。

  「米小売業界は復活しつつある」と、グローバルデータ・リテールのマネージングディレクター、ニール・サンダース氏はリポートで指摘した。

原題:Retail’s Death Greatly Exaggerated as Walmart, Target Outperform(抜粋)

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