ターンブル豪首相、退陣要求に抵抗-支持確保の証明を前内相に求める

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  • 証明されれば24日午後に党臨時会合、自身は退陣-ターンブル氏
  • ダットン前内相には議員資格を疑問視する報道も

オーストラリアのターンブル首相は23日、与党自由党の党首交代を求めるダットン前内相が十分な支持を確保したと証明できた場合のみ退陣すると述べ、抵抗を続ける姿勢を示した。

  ターンブル首相(63)は、ダットン氏が党首選の再度実施を支持する署名を十分確保した場合のみ、24日正午に党の臨時会合を開く考えを表明した。党首選が再び行われる場合、自身は候補者にはならないとした。21日の党首選ではダットン氏が首相に敗れた。

ターンブル首相

写真家:マーク・グラハム/ブルームバーグ

  首相は23日午後の記者会見で、「議会の外の人々に支持された党内の少数派が指導部を変えるため、他の人をいじめたり脅したりしようとしている」と指摘。「自由党をさらに右に旋回させようとする意図的な取り組み」が行われていると主張した。

  ダットン氏が党首選の再度実施で十分な支持確保に成功した場合、どの候補者を支持するかとの質問に対し、ターンブル氏はコメントを控えた。スカイニューズによれば、首相に近いモリソン財務相が党首選への出馬を準備している。議会はこの日、9月10日まで休会に入った。

  ダットン氏(47)については議員資格に疑問を呈する報道があり、政府から補助金を得ている保育関連企業を所有する信託の受益者となっていることが憲法違反の可能性があると野党労働党は指摘している。ダットン氏は23日、「うそで根拠のない」ものだと疑惑を否定した。

  ターンブル首相によると、この件に関する司法当局の見解が24日午前に発表される。ダットン氏の議員資格に疑問符が付いた場合は最高裁の判断を求めることになり、結論が出るまで数カ月かかる可能性がある。

原題:Australia’s Turnbull Digs In as Rival Dutton Seeks Leadership(抜粋)

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